■第1話ストーリー
東京、汐留が程近い新橋の古い雑居ビル。ここに『楷メンタルクリニック』を開業している精神科医・楷恭介。一緒に働いているのは、就職活動に失敗し、つい最近、押しかけでアルバイトを始めた女子大生・冠野あずさ(市川実日子)ただ一人。楷の医大時代のクラスメイトで内科医をしている森三七子(羽田美智子)は、もっと効率よく患者を診て収益を上げるべきだ、とアドバイスするが、楷は決して首をタテに振らない。ひとりひとりの患者の話をゆっくり聞いてあげたい、と考える楷のクリニックはまさに左前…。
そんなある日、クリニックに浅井智子(柴咲コウ)という女子大生が相談にくる。以前偶然出会った楷を頼ってきた智子は、あずさも受けた商社・菱朋商事の就職試験で突然、高所恐怖症の発作に襲われたという。菱朋商事の20階で行われた役員面接の時、きゅうに床が透明になったような感覚に襲われ恐怖のあまり失神してしまったというのだ。しかし何故か常務の伊勢(内藤剛志)の計らいにより、知子に内定の通知がくる。
不審に思った楷は、智子が幼稚園より以前の子供時代のことを全く覚えていないと知り、その時期に高所恐怖症につながる何らかのトラウマがあったとにらむ。
ところが、まもなく楷の診療に菱朋サイドから横やりが入り、智子が予約をキャンセル。これに怒った楷は、すぐさま責任者の伊勢を訪ねて抗議をした。だが、その帰り、何者かが楷を襲撃。楷は、智子に過去を思い出して欲しくない何者かの仕業だと見るが、それが誰だか見当がつかなかった。
しばらくして、楷はクリニックにやってきた八尾警部補(西村雅彦)に、巧田豊(斉藤洋介)という人物について聞かれた。話によると、巧田は菱朋商事の係長で、昨夜自宅のマンションから転落死したというのだが…。
(全11話)
◆出演
竹野内豊、羽田美智子、市川実日子、秋山菜津子、山寺宏一、伏石泰宏、及川健、西村雅彦 ほか
◆スタッフ
【原作】作:亜樹直/画:的場健「サイコドクター」
【脚本】伴一彦
【演出】水田伸生
【音楽】magrow
【シリーズ構成】樹林伸
【医療監修】尾久裕紀