●「Vice Versa」ジミー&シー再共演、GMMTVの傑作を生んだ名監督が贈る儚くも美しいラブストーリー
「 A Tale of Thousand Stars 」 「 Still 2gether 」「Bad Buddy Series」など数々の名作を世に送り出してきた、Aofことノッパナッ・チャウィモン監督最新作。GMMTVの人気俳優ジミー(Jimmy)&シー(Sea)が「Vice Versa」に続き再共演し注目を集めた本作は、未来が見えない2人の若者が出会い、暗い中に差し込む微かな光に希望を見出していく儚くも美しいラブストーリー。2人の自然で繊細な演技に心を揺さぶられる、本国で傑作と称された話題作が日本上陸。
●視力を失った元アスリートと、姉を失った前科持ちの青年。1クープの距離が紡ぐ想いの行方は──
バドミントン選手として期待されながらも、突然の交通事故で視力を失い引退を余儀なくされたデイ(シー)は、周囲から見下されていると思い込み自暴自棄になっていた。そんなとき彼の付き人として働くことになるのが、将来を描けずにいたモーク(ジミー)。前科持ちの不良として周囲から煙たがられる彼もまた、大切な姉を失い悲しみに暮れていた。心を閉ざした者同士の出会いは大きな衝突を招くが、決して障がい者扱いしないモークの優しさに、デイは少しずつ心を開いていく。デイがぼんやりと見ることのできる1クープ(約25センチ)の世界に突然現れたモーク。彼らの出会いは未来への希望の光となるのか。心に傷を抱えた不器用な2人の想いの行方は?
■ストーリー
バドミントンのタイ代表選手として出場していた試合の最中に突然視界が曇り、視力の8割を失ってしまったデイ。時を同じくして、修理工で働くモークは、暴力事件を起こし収監されてしまう。釈放後、職を探すモークだったが、前科持ちであることからうまくいかない日々が続いていた。そんなある日、人が多く集まる面接会場を目にし、半ば強引に面接の場に乗り込むと、そこにいたのはサングラスをかけ、車椅子に乗るデイだった。デイの付き人を募集する面接だと知ったモークは、デイの挑発的な態度に耐えられず、「ガキの世話とはな」と言葉を吐き捨て、その場から立ち去ってしまう。しかし職が決まらず後がないモークは、亡き姉が残した思い出の車を取り戻すため、デイの世話を見ることを決心する。雇い主と付き人、はじめは反発し合うデイとモークだったが、同情せず障がい者扱いしないモークの優しさに、デイは心を開き始めていく─。
(全12話)
◆出演
モーク役:ジッタラポン・ポーティウィホック/ジミー(Jimmy)
デイ役:タウィナン・アヌクンプラサート/シー(Sea)
◆スタッフ
監督:ノッパナッ・チャウィモン
脚本:ポンセート・ラックサミーポン、キティサック・コンカー